オーディオブック シェイクスピアシリーズ第四弾
誰もが知っている"はず"のシェイクスピア作品をダイジェストにしてお届け。
さてはて。妖精だの悪ふざけだの。
信じられぬ、ありそうにもない、などと決め付け、つむじをお曲げになるな。 こう考えればよろしい。
すなわち、まどろみ夢を見ただけ。
かような不思議はどれも皆、眠るまに映った幻に過ぎぬと。
私めの語りに耳傾け下さる皆々様もまた、お気を悪くされませぬよう。
今は昔、これ皆全て、楽しくも他愛のない、夏至の夜の夢。
『夏の夜の夢』
ウィリアム・シェイクスピアの作品の中でも喜劇と言えばこの作品。
ドタバタの恋模様と魔法の力で、ハッピーエンドに向かう筋書きはあまりにも 有名である。
「夏の夜の夢」
実はお話の舞台になる季節は「真夏」ではなく「夏至」。
当時、夏至の前夜と言えば古くから不思議な出来事が起こるとされる季節であったためである。
また、戯曲では劇中劇が多用され、伏線となっていることもあり、本オーディオブックでは、断片的なセリフを挟まずに、劇中劇で話を繋いでいる。
ウィリアム・シェイクスピア
英国の劇作家・詩人。1592年~1612年ごろまで劇作家として活躍。四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残す。
※本商品はラム姉弟『シェイクスピア物語』をもとに、シェイクスピアの原典にある台詞を加え、再編集しています。
・Charles and Mary Lamb's TALES FROM SHAKESPEARE: A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM edited by Yu Okubo translated by Yuka Akune