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宮沢賢治 04「毒もみの好きな署長さん」

オーディオブック

◇「毒もみの好きな署長さん」

子供達の噂で署長さんが"毒もみ"をしているらしいと

知った町長さんは6人部下をひきつれて警察署を訪れました。

すると署長はいいました。

「そいつは大変だ。さっそく犯人をつかまえます」

「何かお手がかりがありますか?」

「ありますとも、ちゃんと証拠があがっています」

「もうお分かりですか...??」

「よく分かっています。実は毒もみは...」

そして"毒もみ"はつかまり死刑になりました。

そして最後に言った一言にはみんな感服してしまいました。

◇「水仙月の四日」

雪童子(ゆきわらす)はわざと子供にぶつかりました。

「倒れておいで、だまってうつむけに倒れておいで」

けれでも子供にはただの風の声ときこえ、

形は目に見えなかったのです。

雪童子は、毛布をかけてやりました。

宮沢賢治(みやざわ・けんじ)

1896(明治29)年8月27日生~1933(昭和8)年9月21日没。岩手県花巻生まれ。ふるさと岩手を心象風景の理想郷"イーハトーブ"と呼ぶなど、独特な感性と自然観で捉えた作品を多数遺す。農業指導・研究家として活動し、教職を務めた後、「羅須地人会」を設立。農民生活向上のため粉骨砕身するが肺結核に倒れ、世を去った。死後、彼の創作は高い評価を受け、国民的作家となる。天体や鉱石に深い造詣を持つなど、その世界は現在でも研究され、多くの人に親しまれている。代表作『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『注文の多い料理店』、詩集『春と修羅』など。

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